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研究と教育に関するあれこれ。

本:女性研究者とワークライフバランス

「女性研究者とワークライフバランス」。空き時間で少しずつ読み進めている。数名の女性研究者のワークとライフについて、その時々の迷いや決意などがありのままに書かれている。これから妊娠・出産・育児の荒波に立ち向かおうとする(または、すでにその波に飲みこまれてもがいている)女性研究者にとって、「デコボコ道をママチャリでなんとか走りぬける」ような身近な感じの体験談が数件提供されている。

語り手の、構内でばったり会って語りかけてくれるような親密さに癒やされる。「産後2ヶ月で復帰して、誰の手もかりずに研究も育児もバリバリこなしてトップカンファレンスに論文たくさん通してます!」なんていうスーパー女性研究者の話は、すごいなあと心から感心し尊敬するけれど、私にはあまり参考になりそうにないから。

他人の例をたくさん知ることで、「こういうときはこうもできるし、ああしてもよい」という感じに選択肢を準備しておくことができる。これがあることで、いざというときに少しはよい意思決定ができるんじゃないかしら。できるといいな。

で、目次を見ていたら、

第4章 3節「研究者の育休」で、

3-2 研究はあきらめよう - 出力系(原稿執筆など)の作業は絶対無理!

3-3 入力系(論文を読む)も難しい 

 とあった。

そう。そうなのだ。ひどいときはメールも書けない。さっと読むのがやっと。今日は、息子が寝てくれている、自分の体力が少し残っている、今日のぶんの家事が終わっている、急ぎの仕事がない、といった複数の条件が全て成り立って、やっとこれを書けている。これらの条件のうち、1つでも成立しないとこんなブログでも書けなくなる。入力系も無理(寝なければいいじゃん、と思ってしばらく睡眠時間を削って読み書きしてみたが、疲れがたまってすぐ乳腺炎になった。私、寝ないのは無理だ)。産休に入る前に研究室から運んできた、読みたかった本たちは、未だにほとんど読めていない。

絶望しかけたところで、

3-3 赤ちゃんがいてもできること

とある。

おお。そんなこと、あるのだろうか。知りたい。

この本、どこから読んでもよさそうなので、すぐ4章を読んでみることにする。この本を全部読み終わった頃には、復帰する4月からのワークとライフへのヒントと、ヒントを取捨選択する判断力、そして選択したことを実行する勇気がもらえるといいな。

女性研究者とワークライフバランス: キャリアを積むこと、家族をもつこと

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